昨日の午前中は徳島市役所で建設委員会の傍聴をしてきました。
議題は新町西再開発について。
徳島市税約28億円、国税約22億円、トータル約50億円もの税金を投入して行われようとしている新町西再開発事業ですが、公益性が薄い、眉山の景観を壊す、反対する地権者の方々を計画地域から外すなど様々な問題点が。
民間の11階建てホテル・14階15階建てマンション建設を中心とした現計画。
建設を予定しているマンションは150戸で3名ずつ入居して450名の入居を見込んでいるそうです。
建設予定のホテルはシングル8割、ツイン2割、稼働率8割予想で135名の利用を見込んでいるとのこと。
経済波及効果やインバウンド需要の増加が見込めるとのことでしたが、シングル8割ってビジネスホテルなのでは…インバウンドの需要増がなぜ見込めるんだろうとか、稼働率8割予想って高すぎるのではないだろうか。周辺ホテルの稼働率はどうなっているんだろう…とか、3名の入居というとファミリー層だと思うけれど、スーパーや駐車場に苦労する中心市街地をファミリー層が選ぶだろうか、など色々と疑問が湧きました。
父の質問では36名中30名の地権者の方が補償金を手にして出ていく事業である一方、今回計画区域から外された方々の8割はそこで居住されていたり、営業されていること、さらには今回の計画には前回白紙撤回された再開発事業の権利変換計画書がそのまま使用されており、組合が計測した実測面積と登記簿面積との乖離が複数指摘されていることが明らかになりました。
本計画に財産権に関わる大きな瑕疵がある可能性が浮上しています。
本会議でも議題になると思いますので、引き続き徳島市の動向に注目したいと思います。
新町西再開発学習会も予定されていますので、ご都合のつく方はぜひご参加下さい。
「新町西再開発」学習会
日時：2022年12月17日（土）午前10時～12時
会場：八万中央コミュニティセンター（徳島市八万町内浜80－14）
参加費：無料