徳島市内では児童数の少ない学校がある一方、児童数の多い学校も存在しています。今後、どのような環境が子どもたちにとって望ましいのか、学校の在り方について検討が開始されますが、子どもたちや地域にとって非常に重要な問題ですので、しっかりと地域の声が反映されていくよう求めていきます。
また、遠藤市長の公約でもあった学校体育館へのエアコンの設計費や調査費が計上されました。私も求めてきた予算ですので、大変嬉しいです。
他の議員の皆さんからも歓迎の声とともにスピードアップの要求の声が上がりました。
今後、早期に体育館と特別教室にエアコンが設置されるよう求めていきます。
現行の保険証の存続を求める請願が提出され、賛成多数で採択されました。
以下、詳しい内容です。
------------------------------------------------------------------
〇市立学校の適正規模・適正配置等に係る検討の開始について
加戸:検討委員会の議事録の公開や会議の傍聴については、どのように考えているのか。
学校教育課長:基本的に検討委員会は公開で実施したい。ただ、会場の広さ等の都合により、傍聴できる人数に制限がかかる可能性がある。また、議事録については、会議の概要についてまとめたものを会議終了後、でき次第資料と併せてホームページで公開していきたい。
加戸:会議の様子を録画したものも公開してもらうよう要望しておく。
今回の検討の背景には、少人数化による学習環境への影響懸念、また老朽化による改修コストの問題、最新の教育ニーズへの対応への苦慮など、非常に重要であり難しい課題が存在していると認識しており、本検討の目的にあるように行政として全ての子どもたちのために将来にわたってより良い教育環境を整え、学校教育の充実を図ることが何より重要であると認識している。
この目的を果たしながら、本検討が誰一人として取り残さないよう、誰一人にもしわ寄せがいかないように検討を進めていくことを強く要望しておく。
〇令和6年度徳島市一般会計補正予算中施設維持修繕費について
加戸:施設維持修繕費について、どういった修繕に対して充てられるのか。
教育委員会総務課長:校舎や屋内運動場の雨漏りへの対応、窓ガラスの修理、防球ネットの補修、トイレの水漏れへの対応等々、施設の老朽化に伴う不具合等にその都度対応するために維持修繕補修費を設けている。
今回、各学校長及び園長からの施設修繕要望や点検業者からの指摘のうち、緊急対応の必要性が低いものの問題が大きくなる前に対応すべき遊具や門扉、屋内運動場のバスケットゴールなどに対する修繕のための補正予算である。
加戸:1校または1園あたりいくらの予算がつくのか。
教育委員会総務課長:学校、幼稚園単位ではなく、修繕案件1件当たりに要する費用を基に積算している。
加戸:修繕要望があった学校や幼稚園に対してこの予算の配分を行うのか。
教育委員会総務課長:昨年度及び今年度当初、または年度途中にあった修繕案件について、優先順位を考慮しつつ順次対応していくこととしている。
加戸:現在把握している修繕要望に対しては、今回の補正予算で全て対応できるのか。
教育委員会総務課:今回の補正予算だけで全てに対応できるわけではないが、通常の修繕に加え、追加の修繕にも対応できるように、また担当課の執行体制を考慮した上で、今回の補正予算を計上している。今後については関係機関とも協議しながら予算を検討し、事業を継続させていきたい。
加戸:重要な事業であるので、今後も継続、そして拡充してもらいたい。
〇教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価に関する報告書について
加戸:報告書の学識経験者の所見において提言がなされているICT支援員の現在の配置状況と全ての教員が教育機材を使いこなせるスキルの向上に繋がる研修について、現在の取り組み状況と今後拡充の予定について教えてもらいたい。
教育研究所所長:小学校に6人、中学校に3人の計9人のICT支援員を配置している。実際に小・中学校へ週に1回程度出向き、子どもたちへの支援、教員の授業支援、また機器等のトラブルへの対応といった環境支援に当たっている。
また、ICT支援員が学校に出向く中で、教員と今後の授業、また子どもたちに対してどのような支援が必要かを話す時間を設けており、学校のニーズに合わせ、週に1回ではあるが、次の訪問時に教員研修もしくは授業づくりの研修等を実施している。
全教員を対象に、教育委員会で導入しているソフトについての研修を夏季休業中を中心に希望制で実施し、教員への指導力の向上につなげている。
ICT支援員については、学校現場からも継続してほしいという多くの声が上がっているので、配置の継続及び拡充について、関係部局と協議・検討していきたい。
加戸:計画的な継続と拡充を要望する。そのためにも、この点検・評価する事業の中に、この支援員の増員と研修についての項目を加え、各年度の進捗状況を把握していただきたいと考えるが、いかがか。
教育研究所長:今年度は第3期教育振興計画の最終年度であり、来年度以降の第4期教育振興計画の中で、成果指標の一つとして、ICT支援員の配置等も検討しているところであり、今後も引き続き検討していきたい。
〇特別教室の空調設備の設置について
加戸:学校施設への空調整備について、私も本会議や委員会で要望してきており、中学校の現況調査業務の予算が計上されたことは大変ありがたく感じている。古田議員の本会議質問に対して教育長から、特別教室の空調設備の設置は今後取り組むべき重要な課題の一つであるが、高等学校及び中学校の体育館への空調設備の整備を優先に進めようとしており、大変大がかりな工事であるため、同時進行は困難。高等学校及び中学校の後は小学校の体育館を予定しているので、特別教室の空調設備については将来的な整備に向けて調査研究していくとの答弁があった。ここで、学校現場から寄せられた声を紹介する。
「3,4時間目2時間続きの6年生の理科は石灰水や火も扱うため、絶対に理科室を使用する必要であったので、暑い中でしたが、子どもたちに水筒を持たせ、理科室で実験のみを行い、実験結果は写真で撮り、すぐに教室に戻りました。教室での振り返りの際に出た疑問にも理科室であればすぐに対応できるのにともどかしさを感じています。試験管やビーカーの洗い物など、実験後の片付けは放課後に教員が1人で汗だくになりながら行っています。」とのことである。
現場の先生方は必死の努力で子どもたちの学習環境を整えており、この努力に応えて早急に対応する必要があるのではないかと思うが徳島市としてどのように考えているのか改めて見解を伺いたい。
教育委員会総務課長:特別教室のエアコン整備について、本会議で教育長が答弁したとおり、大がかりな事業を多く抱えており、同時並行で進めるのが困難であるという認識である。その上で紹介された教員、学校現場からの意見は我々にも届いており特別教室への整備も進めていかなければいけないとの意識は強く持っているので、今後条件が整えば、整備に向けて進めていきたい。
加戸:少しでも早く特別教室へエアコンを整備してもらえるよう要望する。
学校体育館へのエアコン整備とともに特別教室へのエアコン整備が進んでいくようこれからも取り組みます!
Comments