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新町西再開発の見直しを求める会 記者会見に行ってきました!

今日はカフェ・ダイニング806で行われた新町西再開発の見直しを求める会の記者会見に参加させていただきました。


多くの問題点を抱える現計画。

カフェ・ダイニング806の記井さんが「本当に地域の活性化になると思える再開発には先頭切って賛成します。私はここに住み続けて頑張ることが成功の要だと思います。」と語っておられました。


私はここで生活し、営業されている方も、この場所から出ていく方も、そして徳島市民も納得できる計画に見直されることを望み、現計画への反対署名集めに協力させていただきます。


本日の記者会見文章は以下です。


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本日は、お忙しい中 お集まりいただき誠にありがとうございます。


現在、徳島市で進められております新町西地区市街地再開発事業は、都市開発法の趣旨に

反した計画に多額の税金を投入する計画となっています。この計画は様々な問題点を抱え

、市民への恩恵がほとんど見込めない上に、その手続きにおいても公正さを欠いています

。市民としてこのまま計画を進めさせるわけにはいかないと考えております。

本日は計画と手続き上の問題点を説明させていただき、私たちがなぜ計画の見直しを求め

るのかご理解いただきたいと思います。


 計画の問題点  その1

公益性のない民間高層マンションとホテル建設を中心とした総工費約126億円の民間事業

に約50億円(市から約28億円、国から約22億円)という多額の税金を投入する計画である

こと


都市再開発法に定められた「都市再開発」とは、土地の高度利用、都市機能の更新によっ

て公共の福祉に寄与することを目的としたものです。そのために税金が投入されるのです

しかし現在進められようとしている新町西地区再開発事業は、音楽ホールを核とした前計

画と異なり、公共性や公益性のない民間の高層マンション、ホテル建設を中心とした総工

費約126億円の事業で、約50億円(市から約28億円、国から約22億円)と総事業費の約4

割もの税金を投入する事業計画です。 

28億円は徳島市民約249,000人の市民一人あたり約1万円強の負担になります。

すでに周辺に多くのマンションやホテルが建設されています。マンションやホテルで本当

に新町西地区ににぎわいが戻り活性化するのでしょうか?

費用対効果も不明瞭な上、一部の権利者や開発会社のための再開発事業と言わざると得な

い計画で、市民への恩恵がほとんど見込めないのは明らかです。

建設に多額の税金を投入する以上、公共の福祉や公益に寄与した施設であるべきです。


 計画の問題点  その2

新町橋からの眉山の景観を大きく損ねる計画であること。


景観においては、同地区は長年6階建て以上の建物の建築を行ってこなかった眉山景観保存

地区ですが、現計画では45メートルの15階14階建てマンションと41メートルの11階建てホ

テルが建設を予定されており、徳島が誇る観光資源である新町橋から眺める眉山の景観が

大きく変わる計画となっています。景観条例で守られ、徳島のシンボル的存在として親しまれて

きた眉山の景観を損ねるような計画に再考を求めます。


 計画の問題点  その3

再開発組合員の多くは同地区から出ていく人々でそれらの人達が中心となった計画であり 

同地区で居住し真面目に営業を行ってきた本来大切にしなければいけない地権者を線引き

し直し、又は施工区域から外し、その人たちの生活を壊す計画であること。


新町西地区市街地再開発組合は開発区域の地権者で構成され、全員同意型で事業を進めて

おり、あたかも関係者全員が賛成しているように見せていますが、遠藤市政時代に白紙撤

回された前計画から現計画に移るタイミングで、施工区域を縮小し、施工区域内でも新た

に施工区域外の箇所を設け、賛成者のみ組合に残すという手続きを取っています。区域内

で生活や営業をおこなっている人々は強制的に施行区域外にさせられています。


再開発は地域で営業や暮らしている人たちが中心になって老旧化した街をどうやって立て

直すかを検討するのが本来の形であり、税金もそう使われるべきです。

ところが新町西再開発の中心になって進めている多くの人たちは、高額の補償金を受け取

り出てゆく人達で立ち位置が逆転しています。


その上、線引きを外され施工区域外とされた方々は高層ビルに囲まれた、いわゆる飛び地

の中で営業や生活を続けることを強いられますが再開発組合の人々との十分な話し合いも

できていません。

またこの方々へのマンションやホテルの建設や稼働で出る振動や騒音などの影響への配

慮はありません。地域に住み営業し本来、地域の再生の担い手となる人々の生活を壊し、

排除する手法は極めて悪質であると言わざるを得ません。以上のような計画に約50億円

もの税金を投入することには断固反対いたします。


市民、区域内の人々も納得し、眉山の景観を守り市民の公共や福祉の増進に寄与する計

画に見直されるよう求めていきます。


内藤市長には新町西地区市街地再開発組合への問題点の指導・監督を要望するとともに、

現計画に対する予算の執行を止めていただきますよう強く要望いたします。


併せて、民意を表明するためにも、市民の皆さんと現計画に反対する署名活動をスタート

します。


新町西再開発組合 権利者有志の会             代表 記井 正文

新町西再開発の見直しを求める市民の会           代表 久次米 尚武


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